鈍色のすたるじぃ

雑記 / サイトの更新やお知らせ等。時々勝手に萌え語りもします。

鈍色のすたるじぃ

雨に想ふ

昨日は十五夜だったそうで。

日本人なのにそんな事すらポッカリ忘れてた。

いや、ポッカリはおかしいか…すっかり…だな(苦笑)

私は全くと言っていいほど風情の欠片もない人間だったりする。

それもこれも多分、性格と親の影響じゃないかと思っている。

私の両親は、ありえないほどの感激屋であり、毎年紅葉を見に行っては感激し、ハンディカム(ビデオ)で撮影してきて、家に戻ってまた一通りうっとりしている。

その上映会にたまたま居合わせ、いかに素晴らしかったかを聞かせられるのだが…一度として私に伝わったことはない(汗)

こんな事を言うと、つまらん人間ですと暴露しているような物かも知れないが、ただ葉っぱが赤くなったからと言ってどうなんだ?と思ってしまう。

毎年毎年同じ景色を見てどういう部分で感激するのかさっぱりわからない。

幼少の頃から、休みの度に旅行へ連れ回され、山だ海だ花だと様々な景色を見せられてきた。もちろん覚えているし、想い出にはなっている物の…。同じ感覚を共有することはなかったなかったかもしれない。そのせいなのか、未だに私は旅行や外出が好きではない。

厳密に言うと、嫌いなわけではなく、一人かもしくは観光抜きでまったりしに何処かへ旅にいくのはいいと思う。観光などせずとも、空気が変わるだけで満足なのである。

そんなどうしようもない私だが、2つだけ感激する事がある。

「夜景」と「雨の匂い」である。

街の夜景、例えそれが排気ガスで霞んでいるような代物だとしても、大好きなのだ。

狭い東京の中で、これでもかと目映い光を放って主張し続ける夜の風景はみているだけで何故か安心するし、何時間みていても飽きることがない。夜景の中に立ちたいわけではなく、遠くから見下ろしていたい。車の車窓から流れていく夜景でも良いし、ビルの上階から望む夜景でもいい。

それともう一つは「雨の匂い」である。

簡単に言えば、雨の日が大好きなのだ。別に新しい傘を買ったから。というわけではない。

外出嫌いの私が唯一雨の日は外へ出たくなる。雨の日は他の日と違い、ちゃんと雨の匂いというものがある。それがたまらなく大好きだ。

前世はもしかしたらカタツムリだったのかもしれない(笑)

雨の日に、窓を開けて雨の匂いを感じると、おかしな話し一瞬トリップしてしまいそうになる。ひどく幸せな…それでいてとても悲しいような甘くて苦い懐かしさみたいな奇妙な感覚が押し寄せていっぱいになる。大袈裟ではなく、時々本当に鳥肌がたってしまう事もある。

これって何だろう?

いやいや、頭がおかしいとかそういうのとは違うから。

雨の日の学校の匂いとか、雨の日のアスファルトの匂いとかそういうのが私の中のなにかを刺激するに違いない。それが何かはわからないとしても…。

今日の日記は何だか意味不明(笑)(え?いつも?)

たまにはいいよね。