鈍色のすたるじぃ

雑記 / サイトの更新やお知らせ等。時々勝手に萌え語りもします。

鈍色のすたるじぃ

砂糖の魔法は不思議

最近、手作りお菓子にはまっている。

週にだいたい2回くらい、クッキーやらバウンドケーキ、シフォンケーキ、

パイにヨーグルトムース。ガトーショコラやチーズケーキ、スイートポテト等々。

あまりガンガン作ると、食べきれないので^^;週二回が限度だけど…。

それに太るし…。

お菓子を作っている最中って、甘い匂いや香ばしい匂いでとても幸せな

のんびりした気持ちになる。これって、何だか不思議だ。

料理でも、出来上がりつつある時のおいしそうな匂いは素敵だが、

お菓子のソレとはちょっと違う。

そして思う。

職業の人(パティシエとか)は別として、

お菓子を作る時って、幸せ、もしくは穏やかな時が多いのではないだろうか、と。

何か不幸な事が起きた時や、慌ただしい時、悲しい出来事があった日には、

「お菓子を作ろう」という気分にはならないもんである。

料理は仕方なく作ったりするけどさ。

だからきっと、甘い匂い=のんびり幸せ の図があるのだと思う。

あ…でも甘いの苦手な人は…^^;まぁそれはいいや。

昔々読んだ漫画で、こういうのがあった。

舞台はイギリスだったけど、主人公は凄い太ったおじさんで、

医者からも太り過ぎと注意されるほどの体格。

しかし、そのおじさんは毎晩必ず あるレストランへディナーを食べにいく。

体調を心配して、奥さんが「もうレストランへ行くのはやめて」というのだが、

それも全く聞こうとしない。

毎晩同じレストランにいき、出される物をとてもおいしそうに食べる。

何故そこまでして毎晩そのレストランへ行くかと言うと…。

最後の最後にそれが描かれているのだが、

そのレストランのシェフがおじさんの昔の親友なのである。

二人は最後のページまで会話もいっさいないし、会う事もない。

それでもおじさんは毎日幸せそうに最後のデザートまでを食べて、帰っていく。

かなり昔に読んだ漫画なので、設定などかなりあやふやではあるが、多分こんな感じの

話だったと思う。で、何が言いたいかと言うと、そのおじさんのデザートを

食べている笑顔が、本当に幸せそうなのだ。

お菓子の甘い匂いを嗅ぐと、いつもこの漫画を想いだす。

人を笑顔に出来るお菓子というのは、きっと焦げてても成功なのだ。

生焼けは中るけど(笑)