鈍色のすたるじぃ

雑記 / サイトの更新やお知らせ等。時々勝手に萌え語りもします。

鈍色のすたるじぃ

鳥釜飯のもと

先日初めて、炊飯器に入れて白米と一緒に炊くだけという

とり釜飯の元というのを買い、夕飯に作ってみた。

それを買う際に、妙に彼が「これめちゃ美味いよなっ」と押すので

買ったのだが、まぁ 結果的に美味しかったので特に文句はない。

彼がそこまで推奨する訳を聞いてみると、

昔バンドをやってた当時、金が無くておかずを買えず(苦笑)

せめて味付きの米にしたいとの理由でよく買っていたそうだ…。

そこまで貧乏な状態っていったい…と思ったが、昔の事なのでツッコミはいれない事にした。

しかし、こういう事って私もよくあるのだ。

昔凄く美味しくて印象に残っており、たいした物じゃないのに今でも大好きみたいな。

それは別に、その食べ物が激美味しいというより、その当時の想い出が

スパイスになっているに他ならない。

それでもたまに逆もあり、昔美味しかったからと言って買ってみたら

何か全然おいしくないじゃん、みたいな時もある。

これはただたんに、舌がこえたか、味覚が変わったかのどちらかだろうけど。

私は、ほとんど好き嫌いはないが、モツ煮だけはどうしても食べられない。

子供の頃、試食で「こてっちゃん」とかいう(今もあるのか?)モツの焼いたの(?)

みたいのを食べたとき、噛んでも噛んでも何だかグニャグニャで、段々飲み込めなくなり

泣きながら必死で飲み込んだことがあって、それ以来、嫌いなのだ。

しかし、先日飲み屋へ行ったときに、連れが「モツ煮」を頼んで

食べてみろと言うので、渋々食べたら、柔らかくて、想像していたのとは違った。

これなら、食べられないこともない。

でも、普段そんなに口にする機会もないので、多分またずっと食べないとは思うけど…。

イイ意味でも、悪い意味でも、昔の覚えている味というのは、

あてにならないのだとフと思った瞬間だった。