鈍色のすたるじぃ

雑記 / サイトの更新やお知らせ等。時々勝手に萌え語りもします。

鈍色のすたるじぃ

ホラー映画と私

バイオハザード好きを日々ここで書き連ね、

チャッキーの携帯マスコットを買ったと言っては喜び。

やるゲームは9割が「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」

シールのあるものをプレイしている。

そんないかにもホラーが大好きなように見えてしまう私だが、

実はホラー映画は苦手だったりする。

この苦手というのは、非常に難解な場所に位置する「苦手」であり。

ピーマンが「苦手」とかの「苦手」とは全く違う。

大好きだけど大嫌いなのである。

好きな女子のスカートをめくったりして気持ちとは逆の態度に出てしまう小学生と

何処か近いような感じである。

実際、ホラー度の低めの映画なら見るし、チャッキーは可愛いと思っている。

日本のホラーも映画は見られないが、原作は好んで読んでいたりもする。

漫画にいたっては、だいたいのものなら読むことも出来る。

(しかし、この場合あまりグロテスクなのは嫌だが…)

レンタルビデオ店に足を運べば、ホラーのコーナーに立ち寄り、

おぞましいジャケットをおっかなびっくり手にとって

詳細をじっくり読んだりジャケットに釘付けになったりする。

(↑しかし、借りることはまずない)

おまけに愛読書は「角川ホラー文庫」である。

それでも私はホラーが苦手だ。

恐がりだというのももちろんではあるが、私は多分人より物を信じやすいのかも知れない。

友人でホラーが大好きな子がおり、

よく「ねぇ ○○のはらわた 見ようよ」等と、とんでもない誘惑をしてくる

のだが、その友人を見ているとホラー映画は、一種の娯楽として楽しんでみているという事に気付く。

「やだ グロ〜い 笑える〜 ははは」

台詞にするとそんな感じでホラー映画を捉えているのだ。

しかし、私にはとてもじゃないが、そういうハッピーな気持ちでホラー鑑賞はできないのだ。

映画の話は全て作り事であり、俳優が演じていて…そんな基本的なことはもちろんわかっているが

心の何処かで、認めたくないが、別空間のリアリティを感じてしまう。

私の場合「やだ グロ〜い ど、どうしよう…」である(苦笑)

思い返せば、子供の頃はもっとずっとホラー恐怖症で、

バイオハザードをやっている自分を見たら気絶しそうなほどだった。

まだ私が小学生の頃、巷にレンタルビデオ店というのはそこまで大規模ではなく、

小さな店が駅の近くに何件か点在すると言った程度だった。

そこで、年に数回、長期休暇の途中などでレンタルなるものをしていたわけだが、

その日も父親と二人で、そのレンタル店に出向き、父親は好きな戦争物やアクション、

もしくは西部劇などといった映画を物色し

私は、最初はアニメコーナー等にいたわけだが、何せ小さな店なので本数も少なく、

アニメはとっくに物色し終えいつの��にかホラー映画のコーナーへ入ってしまっていたのである。

タイトルはすっかり失念してしまったが、確か内臓がはみ出た人間が(今思えばゾンビだったのかも)

ドアップでうつった表紙のホラー映画が目に入った。

子供ながらに「これヤバいかも」と頭の中で警告音が鳴り響いていたのだが、

どうしてもそのビデオを手にとって見たくなったのだ。まさに怖い物見たさである。

恐る恐る手にとって裏返してみて、当時の私は多分この上なく後悔したと思う。

裏は表よりさらにおぞましい映像写真がどっさりのっていたのである。

すぐに棚に戻し、その場を去ったが一度見てしまった映像が頭から離れず、

帰宅後、具合を悪くして夕飯を食べられず、散々母親に叱られたのを憶えている。

また別の記憶では、友人宅でたまたま読んでしまった怖い漫画。

ざっと憶えている内容は、主人公の女の子が呪われた子供らしく、

その主人公が誕生日を迎えるたびに家族が一人、また一人と謎の死をとげていくという話だ。

その話のオチは、実は彼女がお腹にいる母親が産気づいて病院へ行く途中運転していた父親が

女性をひき殺してしまっており、その時殺された女性の怨念がその彼女に取り憑いていたというのである。

ひき殺したのを自覚していたのは父親だけなので、

彼女の誕生日には父親は毎度何かに怯えるようにして部屋へ籠もってしまうと言う伏線が描かれていた。

そんなに長い話ではなく、短編だったとは思うが、最後、ついに父親と二人家族になってしまった

主人公が父親と逃走するシーンで、例の事故現場をとおった瞬間

ひき殺した女性がドアップでフロント硝子にぶつかってくるシーンはあまりに怖く、衝撃的な漫画であった。

今読めばきっとたいして怖くはないのだろうが、その当時の私は一ヶ月ほど恐怖におののき、

一生この恐怖を背負っていく事になるのかと、真剣に悩んでいた。

話はだいぶ脱線したが、こんな感じでホラーが怖いのである。

ゾンビが好きで、イラストなどがあればじっくり見てしまう私だが、

自分でもよくわからない部分で、微妙な心のせめぎ合いが行われているのかもしれない。

いつか、笑ってホラー映画を鑑賞できる人間になりたい。

誰か、ホラー映画を楽しく見るコツとかあったら伝授して下さい。

・今日の発見・

全く話は変わるが、さっき調べ物があってGoogleをチェックしたら

ロゴが変わってた…何なのだ?あのピカソっぽいというか、メルヘンチックというのかわからないロゴは…

何だか違和感。微妙だな…